SyncThink

近年、美術館や学校等の美術教育の現場において複数人での協調的な芸術鑑賞が盛んに実践されています。ここでは、各学習者の学習に対する情意面の促進や、能動的に作品知識の獲得が容易となる学習支援環境の構築に加えて、学習者への学習効果の評価が大きな課題として挙げられています。

そこで本研究では、上記の課題解決を目的として、複数人での芸術鑑賞を支援する協調学習支援システム「SyncThink」を提案します。SyncThink は、①Think:学習者自身の作品認識の構造化機能。②Share:複数人間での作品認識の共有機能。③Enrich:①②を利用した関連作品と作品知識の提供機能。の3つのコンポーネントから構成されたインタラクティブシステムです。アンケート調査と会話分析を主軸とした評価実験により上記の課題解決を目指します。

査読なし国内発表

  • 三浦慎平, 星野准一: 複数人での芸術鑑賞における協調学習支援システム:SyncThink ,第162回HCI研究会, お茶の水女子大学, March, 2015
  • 三浦慎平, 星野准一: 認知マップを用いた対話型鑑賞支援システム, FIT2014-第13回情報科学技術フォーラム, J-043, 筑波大学, September, 2014